2019/08/26
ノストラダムスはチェルノブイリ原発事故を予言した!?
ブログ仲間のtoru106さんが管理人を務める『tor**97373のブログ』は、主に映画のパンフレットが多く乗っている大好きなブログであります。
tor**97373のブログ
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6月に更新された『チャイナシンドローム』のパンフレット記事のコメント欄で気になる事が語られておりました。
https://blogs.yahoo.co.jp/toru197373/16246716.html
それは、ノストラダムスがチェルノブイリ原発事故を予言したと言うことでした。
ノストラダムスと言えば、16世紀の人物であり、本業は医者であったそうですが、彼が残した『Les Centuris』(百詩篇集と訳すのが正しいそうです)という予言書は様々な解釈が出来るので、1970年代初めに起こった終末ブームの後押しも受けて一大ブームとなり以降さまざな予言解釈本が乱立しておりました。
そして、チェルノブイリ原発事故と言えば、1986年4月26日にソビエト連邦(現ウクライナ)で発生した原発事故で、かなりの事故であり、事故発生後のソビエトの動きも被害を拡大させてしまった大事件でありましたが、ノストラダムスがその事故を予言したというのは本当でしょうか?
記憶の隅に引っかかるものがありました。実は、私もその話を知っており直接ではないのですが『トンデモノストラダムス本の世界』で懐疑的な側面から語られていたので読んだことがあったのです。
とはいえ、うろ覚えだったりして詳細はどんなものだったか気になり、記事にしようと思い、toru106さんに伺ったところ快諾して頂きこれから書いて行こうと思います。
で、「トンデモノストラダムス本の世界」を参照したところ、チェルノブイリの予言だと解釈されたのは『百誌篇集』の第6巻97番の預言詩でありました。
その詩は以下の通り
“天は540回も焼かれ
日は新しい街に近づき
一瞬にして炎は燃えつき
彼らがノルマン人の試練をするときに
(H・C・ロバーツ/大乗和子・訳)”
“空は燃える 45度で
炎は近づく 大いなる新都市に
時をうつさず ばらまかれた巨大な火が跳ねまわる
ノルマン人を試さんと欲するとき
(E・チータム/山根和朗・訳)”
トンデモノストラダムス本の世界で突っ込まれておりますが、訳し方によってずいぶんと変わるのですね。こうしたこと一つとっても、予言解釈が難しいことが分かります。
ノンフィクション作家の藤島啓章氏はこれをチェルノブイリ原発事故の予言と解釈していたそうで、E・チータム訳では45度と出てくるので、チェルノブイリ原発が立地するのは、キエフ北方130キロ北緯52度であるが、45度に神秘的な数である7を足して52になるからですが、“7を足せ、という解釈にはおそれいった。これなら例の「1999年」に7を足して、二〇〇六年にしてもかまわないような気がするのだが。”と突っ込まれております。
また、インターネットで検索したところ、ノストラダムス関連の知識をwiki形式で記したノストラダムス大辞典にて、第4巻26番もチェルノブイリ原発事故だと解釈をした方がいるそうです。
https://w.atwiki.jp/nostradamus/pages/1242.html
その予言詩は以下の通りです。
“ミツバチの大群が湧き起こるが、
どこから来たのかは分からないだろう。(※大乗和子訳:いつみつばちがくるかわからない)
夜の待ち伏せ、葡萄棚の下に見張り。 (※大乗和子訳:伏兵にむかって カケスは格子のそばにとまり)
都市は裸でない饒舌な五人に裏切られるだろう。 ”(※大乗和子訳:町はやさしげな五つの舌によって そむかれるだろう”)
ノストラダムス時点によると、川尻徹氏が詩の番号である4巻26番をチェルノブイリ原発事故が起こった4月26日をさしているとしたそうです。
また、()で示したのは、『ノストラダムス大予言原典―諸世紀 (』1975年)を訳した大乗 和子氏による役であります。川尻氏は原子力発電所の黒鉛燃料ブロックが蜂の巣型であることから、そこから発した放射能を「ミツバチ」と表現していると解釈し、4行目“やさしげな”は、当局から耳障りの良い言葉で安全性を強調されていた近隣都市が裏切られたことを指すと解釈したそうですが、この大乗和子氏の訳は訳し方への問題が指摘されております。
さて、私が参照したのはここまでです。
ノストラダムスの予言詩っていろいろ解釈ができるのですね。もともと、予言をする際いろんな単語を混ぜるのはテクニックかもしれませんが、こうした懐疑的なツッコミなしで読んだら、自分は間違っていると見抜けたか不安になったりもしました。
また、訳し方によって語句も変わってしまうわけで、そうした点も考慮していかないといけないと感じましたね。
さて、チェルノブイリ原発事故で予言ネタと言えばもう一つヨハネの黙示録についても触れなくてはいけませんね。
これは、聖書のヨハネの黙示録に“苦ヨモギ”との記述があり、ロシア語では“チェルノブイリ”と呼ぶことから原発事故の予言とされたことがあります。
私が読んだ近い本だと2012年に出た「検証 予言はどこまで当たるのか」に載っておりましたのでこれも参照してみます。
その記述は以下の通りです。
「第3のラッパを吹いた。すると松明のように燃えている大きな星が、天から落ちてきて、川という川の3分の1と、その水源の上に落ちた。この星の名は「苦ヨモギ」といい、水の3分の1が苦ヨモギのように苦くなって、そのために多くの人が死んだ」(新共同訳『新約聖書』「ヨハネの黙示録」第8章1-13より)
“松明のように燃えている大きな星が、天から落ちてきて”や“水の3分の1が苦ヨモギのよう苦くなって、そのために多くの人が死んだ”などが原発事故を想起させることから予言だとされました。
チェルノブイリを含むロシアのいくつかの地域ではニガヨモギをウクライナ語の「チョルノブイリ」と呼びますが、地名及び原子力発電所の名前の由来となっている「チェルノブイリ」はチョルノブイリをロシア語風に変えた言葉であります。
にわかに、予言が信ぴょう性を帯びてきましたね。
しかし、生物学上ニガヨモギとされている植物は学名が「アルテミシア・アブシンチウム」であり、ウクライナではチェルノブイリではなく「ポリン(POILYN)」と呼ぶのが一般的だそうです。
ではチェルノブイリは何かといえば、ニガヨモギとよく似た「アルテミシア・ウルガリス」であります。
これで決着か!と思いきや、よく似ている二つは同じ意味でつかわれることがあるそうで、まだ妥当性が残っていると感じれるかもしれません。
だがしかし、聖書で言及されているニガヨモギは「アルテミシア・アブシンチウム」ではなく「アルテミシア・ユダイカ」であるという説が有力であるそうです。
後、チェルノブイリの予言とされる該当部分の前後には、血の混じった雹と火が降ってきて地上の1/3が焼け、海の1/3が地に変わっているはずだしその後には太陽と月と星の1/3が失われて世界が暗黒に包まれることになるはずですが、そうはなっておりませんので、この一説は予言ではないと言えるのではないかとのことです。
以上です。
如何だったでしょうか?現在知っても意味のない情報だと感じましたか?私はそう思っていなくて、現在もこうした拡大解釈によって発生するデマとかはあるわけで、今触れてみる価値があるような気がします。
後、こうしたネタって面白いですよね。
さて、次回は今回の魅力的なブログネタを提供して下さったtoru106さんを紹介させて頂きます。



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